Hotel Tamakiya' Oze-Tokura Hot Spring

2022年7月，「夏の思い出」を辿り，35年ぶりに尾瀬を訪ねた。旅行業者のサイトから予約したので，どんな宿か，少し不安があった。自家用車で早朝到着し無料駐車場に車を停めた時にも，その不安が消えぬまま，旅館が手配した「乗合タクシー」に乗車し「尾瀬ヶ原」の入り口「鳩待峠」へと向かった。77歳の体に帰りの登攀路はきつく，夫婦ともにヘトヘトに疲れて宿に帰った。まず体を癒してくれたのは，「源泉かけ流しの湯」でした。ヌルヌルしたいい湯だった。夕食は質量ともに，申し分なく，美味しくいただいた。特に，地元産の「赤城牛」「サクラマス」，「胡麻豆腐」「コンニャク」は美味で「マイタケ釜めし」はボリュームたっぷりだった。翌日は早朝出発の旨告げると，美味しい「おにぎり」を部屋に届けていただいた。私共も歳を重ねた分，これまで，全国の様々なホテルに泊まった。失礼ながら，今回宿泊した旅館は，古く，畳も茶色が濃いものだった。しかし，切り盛りされている若夫婦の「おもてなし」は心地が良く，妻も大満足だった。やはり，ホテル，旅館は「ハード」ではなく「ハート」だと改めて強く感じた。妻が喜んだのは，「洗濯機・乾燥機」だった。コインランドリーは無く，旅館のものを気持ちよく，使用させていただいた。感謝・感謝だった。若夫婦には，これからも明るく頑張ってほしい，とエールを送りたい。その昔，宮崎から東京転勤となり，その翌年，妻と子ども二人と共に「尾瀬ヶ原」へ家族で出かけた。子供は小学生だった。「水芭蕉」の季節で気温も低く，帰路は末の子供をオンブして胸突き八丁を登った記憶が蘇った。今回の「良い旅」で，また，良い「思い出」を重ねることができた。「玉城屋」アリガトー。そして感謝。